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このような患者が入ります、と入院してくる前に,書類が回ってきます。


そこには、60代の男性Nさん。
全介助(寝たきり)、気管切開(喉に穴を開け管が入っているから声が出ない)があるため、
「あいうえお表」(50音が入っている表)でコミュニケーションを取る、
頭はクリア(身体には障害があるけど、脳は問題ない)と書いてありました。

そして、気管切開の手術をしたあとは、奥さんと娘さんが自宅で全部介助をしていたとのことでした。

例え言葉が出なくても、手を動かせれば、「あいうえお表」の言葉を指で追ってくだされば、
意思疎通ができます。

しかし全介助のNさんは手も動かせません。
つまり、目で字を追うのを看護師が解読するということになります。
実際のNさんはナースコールが多く、「手の向きを変えてくれ」など、細かいことが多く、
そこで美味く意思疎通が出来ない時は、何度でも同じ要求でナースコールを押します。


またNさんの奥さんからの訴えも多いのです。
Nさんとうまく、意思疎通が出来ないで、その場を立ち去った看護師の名前などをチェックし、
奥さんに報告して奥さんがそのことについて、訴えてくるのです。

また、家では寝る前は必ず左向きにして寝かせていたから、
病院でもそのようにして欲しいと言われたのです。

しかし看護上、Nさんは胃に直接栄養の管を入れ食事をしていました。寝
る前に食事を注入するため、食後はなるべく右向きの方がいいのです。
左向きにすると胃の向きで吐き気を伴ったりするからです。

そのことを、奥さんと娘さんに何度か説明しましたが、受け入れてもらえませんでした。

また奥さんと話が解決しても、Nさん自身が納得しないと、また1から違うケアについて説明をします。

頭がクリアなNさんには、ごまかしはききません。
奥さんがいない所で納得された話も、奥さんがくると「やっぱり違う」と、いうこともありました。

自宅で介護をしてきた家族の方にはこのような事が多くあります。

きとんと患者さん本人と家族の方が揃ってから話しをするということが必要なのです。


そして、患者さんや家族は看護師のちょっとした表情の違いや態度などにも気づきます。

なので、患者さんには同じ対応をしていく必要があるのです。




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